RedoIT のしごと 7つのWHY?

WHY1 なぜ、4人で作業するのですか?

スクラムチームは、3〜10人が基本とされています。RedoITでは、まずはペアプログラミングを実施することが前提で偶数になりました。

そして、「5人でユーザーテストすることで、ユーザビリティの問題のうち85%は見つけることができる1)Jakob Nielsen , Thomas K. L著「A mathematical model of the finding of usability problems」1993年」との論文に出会い、依頼主側担当者+メンバー4人で計5人のメンバーによって作業することが、もっとも小さいチームとしていろいろ具合のいい数字であるという結論にいたりました。

WHY2 なぜ、見積りのときに1マス少ないのですか?

システムエンジニアが自分たちの作業について見積りを行った場合、平均すると10%足りないスケジュールを提出することが多いそうです2)Tom DeMarco, Timothy Lister著「ピープルウェア」日経BP社 第3版 2013年。9日でやれる!と言った見積りは、実は10日の場合が多いということです。

そのため、RedoITでは、本当であれば1日は5マス(1マス30分×5回)作業できるところを、スケジュールでは4マスとしています。そして、もし時間があまったら(本当に見積りが正しければ)、「できれば」の作業を推進することにしています。

WHY3 なぜ、作業時間中に連絡禁止なのですか?

システムエンジニアの仕事時間とは、1日何時間でしょうか?イスに座っているときは全部でしょうか?それともキーボードを入力しているとき?

フロー状態に入るには、最低でも20分の集中時間が必要だそうです。1時間フロー状態で作業するためには、1時間20分以上の中断されない時間が必要です。その時間を作るために、ぜひ以下の点についてご協力をお願いします。

作業指示は、朝ミーティングのときだけにしてください。Slackや電話での指示はお控えください。

WHY4 なぜ、ペアプログラミングをするのですか?

ペアプログラミングをすることによって、誰かが横で見ている環境を作ることができます。これは、強制的に集中させる効果があります。また、読みやすく・理解しやすいコードとはどういうものか、誰かと相談しながらプログラミングをすることができます3)Dustin Boswell, Trevor Foucher著「リーダブルコード」オライリー・ジャパン 2012年。本来であれば、これらはソースレビューや「廊下で使い勝手テスト4)Joel Spolsky著「Joel on Sofware」オーム社 2005年」として作業後に行われるものですが、ペアプログラミングでは、実践即相談となり、この作業後の検証を同時におこなっていきます。

ペアプログラミングについてまとめると、メリットは「ミスを減らす」「情報が共有される」「作業全体のスピードアップ」です。デメリットは、「人が合わない場合の作業効率低下」があげられます。デメリットを解消していくために、RedoITでは、1日ごとにペアを入れ替え、最後に各メンバーが相互評価をします。そして次回につながる気づきを得ることができるようにしています。

WHY5 なぜ、ポモドーロ・テクニックを利用するのですか?

ポモドーロ・テクニックは、25分間の集中と5分間の休憩を繰り返し行う時間管理術です。高い生産性、モチベーションと創造性をキープします。RedoITの作業では、そこに+5分の報告を記入する時間をつけて、「25分作業、5分報告、5分休憩」というサイクルにしています。

ポモドーロ・テクニックを導入する理由は1つです。それは「30分やった作業ごとに報告してほしい」からです。30分でやった内容というのは、取りとめのない作業だったり、もしかしたら全部捨ててやり直しをするような作業かもしれません。RedoITでは、作業を、「未着手」「作業中」「想定外(量)」「想定外(課題)」の4つのステータス5)冨田 和成著「鬼速PDCA」クロスメディア・パブリッシング 2016年に分けています。30分ごとでなければ、これらの4つのステータスはうまくいかされません。30分ごとに、いま自分たちはどのような状態なのかを報告することで、お客様にはこういうことがあったのか、こういうことを考えているのかという少し詳しめな状況報告ができるようになります。

わたしたちは即席チームです。即席チームには即席チームなりの「納得してもらう方法」が必要です。ぜひ30分ごとの報告を実践してみてください!

WHY6 なぜ、仕事を前半と後半にわけるのですか?

RedoITの活動では、自分だけではできない仕事をおこなうことを目指しています6)RedoIT 「存在意義」フィールド・セオリー https://redoit.tech/purpose。前半と後半にわける理由は、折り返し日を作るためです。そして、折り返し日には、メンバーの活動内容を振り返る時間を設けています。これは、他人から見た自分の仕事を修正する=生産性向上をおこなう大変重要な作業です7)伊賀 泰代著「生産性 – マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの」ダイヤモンド社 2016年

もし、前半3日間が終わったあとに折り返し日を設けずに、そのまま作業を続けていたらどうでしょうか。誰が「この3日間はこうすればもっと良くなった」と全員に言うことができるでしょうか。全員の意見をきちんと聞く時間を設けなければ、このような重要なことを話す機会がありません。これは絶対にお客様にとってプラスになる時間です。全員が仕事について、ポジティブ・ネガティブ問わず真剣に考える場として、折り返し日が非常に重要な役割を果たします。

WHY7 なぜ、もくもく会が組み込まれているのですか?

2週間の仕事サイクルには、3回のもくもく会が組み込まれています。理由は、いまやっていたことをすぐに復習してほしいと考えているからです。人間の脳は、いまやったことをすぐにわすれようとします。そこで、やったことを数分後、1時間後、1週間後、1ヶ月後に確認することが大事だそうです8)六波羅 穰著「一流の記憶法」Amazon Servieces International, Inc. 2017年

まずは覚えたことをすぐ実践(数分後)、そしてもくもく会の時間に復習(1時間後)、さらに翌週のもくもく会でも復習(1週間後)することで、かなりの知識増を見込めます。

きちんとした学習時間をもつことは、フリーランスではなかなか難しいことです。しかし、活動時間中に勉強する機会があるのなら、本来勉強好きのみなさんですから、すぐに成果を出してくれると期待しています。

References   [ + ]

1. Jakob Nielsen , Thomas K. L著「A mathematical model of the finding of usability problems」1993年
2. Tom DeMarco, Timothy Lister著「ピープルウェア」日経BP社 第3版 2013年
3. Dustin Boswell, Trevor Foucher著「リーダブルコード」オライリー・ジャパン 2012年
4. Joel Spolsky著「Joel on Sofware」オーム社 2005年
5. 冨田 和成著「鬼速PDCA」クロスメディア・パブリッシング 2016年
6. RedoIT 「存在意義」フィールド・セオリー https://redoit.tech/purpose
7. 伊賀 泰代著「生産性 – マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの」ダイヤモンド社 2016年
8. 六波羅 穰著「一流の記憶法」Amazon Servieces International, Inc. 2017年

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